突然その時はやってきました。
夜中の2:30頃に突然4歳の息子が泣き叫んで起きました!
隣りに寝ている私もビックリして飛び起き、息子に
どうしたの?
耳が痛い!!!
と左耳を押さえて一向に泣き止む気配がありません。
4歳となると鳴き声も大きいので外まで聞こえそうな鳴き声が薄暗い部屋に響き渡りました。
目次
私のとった行動①から④
私のとった行動①「様子を見る」
尋常じゃない鳴き声に戸惑いながらも私がとった行動は
「まずは朝まで様子を見よう」でした!
本人の口から痛いところをちゃんと言えたし、ずっと泣いているわけではなかったんですよね。
大泣き → 泣き止む → 大泣き → 泣き止み少し横になる → また痛くて大泣き・・・
継続して痛いわけではなかったので様子を見る事にしたんですが・・・
約1時間くらい様子をみましたが、痛さで泣き始めたのが2:30頃だったのでまだ3:30頃・・・
日中の病院の外来が始まるまでまだ先だったというのもあり、本人も辛そうにしてたのでかかりつけの病院に電話をしました。
私のとった行動②「病院に電話する」
とりあえず救急外来があるかかりつけの病院に電話をしました。
簡単に症状を説明すると
今日の救急医は耳鼻科の担当医ではないので来院しても痛み止めしか処方できません。
「痛み止めだけでも本人の辛さがとれるなら」と病院に行くことを決めたのは泣き始めてから約1時間以上たった4:00過ぎでした。
あれ?本人元気になった
後でわかったことですが、急な耳の痛み(中耳炎)はずっと痛いわけではなく自然と痛みがなくなるらしいです。
支度をして車に乗り、私がもう一度
今の時間の病院は本当に我慢ができない人が行くんだよ!耳はすごく痛い?
あんまり痛くない
んっ?じゃあ病院に行かなくもいいじゃん!
やっぱり痛い・・・病院行く
緊急性はないと思いましたが、朝まで寝れないのもかわいそうだと思い最終ジャッジは「病院に連れて行く」でした。
救急外来は予約の電話をしてから行こう!
ちなにみ、私が無知で昔からそうだったのかわかりませんが、基本的に救急外来は電話で予約をしてから行かないといけないんですよね。
てっきり、緊急を要するのでそのまま救急外来に行ってもいいものだと思ってました。
実は予約をしてから行くことを知ったきっかけは、私自身の体験からです。
簡単にまとめると、大人になって溶連菌にかかり高熱、救急外来に連れて行ってもらったら救急外来の受付の人に
電話で予約しましたか?
えっ、してないです。
次回から電話で予約してから来てください。
意識がもうろうとする中、私の知識が一つ増えました。
子どもでも大人でも自力で救急外来に行くときはまず病院に電話をしてから行きましょう。(各病院にもよります。)
私のとった行動③「救急外来へ連れて行く」
この時点で息子はとっても元気・・・
車内で一度も「痛い」と言ってない・・・
病院の駐車場に到着して改めて「病院行く?」と聞くと、「行く」と答えたので救急外の受付を済ませました。
この日は患者が誰一人いない日でした。
痛み止めの「カロナール細粒20%(アセトアミノフェン細粒20%)」を処方してもらってすぐに飲ませようとしましたが本人は拒否!
結局薬は飲まず帰る車内でぐっすり寝ていたのは言うまでもありません。
私のとった行動④「近所の耳鼻科に行く」
朝になり近所の耳鼻科に行きました。
息子を膝の上にのせ、先生がゆっくり耳にカメラを入れた瞬間
あぁ・・・これは痛いね
息子の鼓膜には大きな粒のようなものがあり、赤く腫れていました。
素人の私でも普通ではない事がわかったほどです。
「左耳が少しひどい中耳炎ですし、右耳も軽い中耳炎」と診断を受け薬を処方してもらい5日後に再診です。
もらった薬は
- クラバモックス小児用配合ドライシロップ
ペニシリン系のアモキシシリンと、βラクタマーゼ阻害剤のクラブラン酸カリウムが配合されている複合抗生物質
【味】ストロベリークリーム味 - ビオフェルミンR散
耐性乳酸菌製剤 - ムコダインDS50%
たんや鼻汁の切れをよくする薬。副鼻腔炎の排膿や中耳炎の排液などにも用いる
【味】ピーチ味 - カロナール細粒20%(アセトアミノフェン細粒20%)
皮膚の血管を広げ熱を放散させる作用、また痛みの感受性を低下させる薬
少しひどいと言うものの手術するまでではないので本当によかったです。
再診の結果
月曜日に受診をして、6日目の土曜日に再受診しようと思ったらちょうどこの土曜日が休診でした。
調べなかった私が悪いのですが、月曜日に再受診したんです。
結果は、
ひどい中耳炎だった左耳は快方に向かっていて、今度は右耳が中耳炎と診断されました。
ムコダインを飲んでたおかげか、鼻水もほとんどでなくなり本人は何も痛がってないのが何よりです。
今回もらった薬は前回と少し違い、
- オゼックス細粒小児用15%
AI又はMg含有制酸剤、鉄材、Ca含有製剤と併用で作用減弱(この薬を飲んだあと2時間間隔をあける)
【禁】妊婦・妊娠可能性の方 - ミヤBM細粒
整腸剤(酪酸菌(宮入菌)) - ムコダインDS50%
たんや鼻汁の切れをよくする薬。副鼻腔炎の排膿や中耳炎の排液などにも用いる
【味】ピーチ味
再診は初診の時に処方してもらった薬が切れて3日後に受診しました。
耳鼻科の先生に言われたことが
薬がなくなってから来ましたよね?まだ中耳炎なんですが、薬が切れて再度発症したのか、薬の効きがよくなかったのかわからないので次回は必ず5日後にきてください
と釘を刺されました。
中耳炎に限らず、先生に言われた日に再診するようにした方がいいと思います。
鼻水をよく吸っていた
よく考えれば、息子はよく鼻水を吸っていたような気がします。
4歳とはいえ息子はまだ一人で鼻を上手にかめませんので私が気づいたときは手伝ってましたが、毎回手伝うわけでもないので今思えばズーズーと鼻水を吸っていたなぁと思います。
「鼻水の悪いバイキンが耳を痛くさせたんだよ」と伝えると、鼻水をよく吸っていた息子も今回の件で鼻水を吸わなくなりました(笑)
よほど痛かったんでしょうね!
こども医療でんわ相談「#8000」に電話する
みなさん、「#8000」はご存じでしょうか。
保護者の方が、休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いのか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるのもです。
私がとった行動①から④ですが、息子が4歳であり症状を伝える事ができたうえ、大泣きしていたものの意識もしっかりあったのですぐに病院には連れていきませんでした。
ですが、子どもの状況によっては命に係わる状態にあるかもしれないので、その時は迷わず119番に連絡してください。
ちなみに私が初めて#8000に電話したのは、喘息持ちの息子が夜中にひどい咳が始まり止まらず、ヒューヒューと苦しそうにしていたときでした。
この時は女性が対応してくれて、やさしい口調で今やっている病院を紹介してくれたんです。
子どもが小さいうちは「#8000」は覚えておいた方がよい番号だと思います。
厚生労働省
「子ども医療電話相談事業(#8000)について」はこちら
粉の薬にびっくり
産まれた時から生涯に渡って薬が手放せない私からしたら、最近の薬はとても進歩したなと感じます。
まず【味】については、子どもの薬のほとんどに味が付いてますよね!
苦いが当たり前だった昔の薬に比べるとすごく飲みやすくなったと思います。
【形状】ですが、今回処方された「クラバモックス小児用配合ドライシロップ」はさらにビックリしました。
何がビックリしたかって、粉薬なんですがその粉の粒子が細かい!
昔から紙の包装でよく粉薬がありましたが、クラバモックスは鼻息だけで飛んでしまうくらい細かいのです。
なので、薬は水で飲むという常識から「何かに混ぜて飲む」ができるようになり、子ども持つ親にとって大変ありがたい!
薬を何かに混ぜても何も違和感がないのは本当すごいと思いませんか!
【クラバモックス小児用配合ドライシロップ】の上手な飲ませ方
特に飲みやすくなるもの
- オレンジジュース
- ヨーグル
- チョコレートアイスクリーム
飲みやすくなるもの
- プリン
- バニラアイスクリーム
- アップルジュース
- ミルク
- 乳酸菌飲料
私は普段から水を飲まず錠剤の薬を飲む場合がありますが、夫がその姿を見て「水で飲まないの?のどにつまりそうだから水で飲んだら?」と言ってきました。
心遣いからだと思いますが、長く薬を服用している私から言わせれば薬を飲むことが日常なので水なしで薬を飲むのは当たり前。
いかに楽をするかを突き詰めた結果が「水なしでそのまま飲む」でした。
だいたいの薬は本来水またはお茶で飲むものだと思うので、みなさんはマネしないでくださいね。
薬が苦手な子には
ありがたいことに、息子は薬がおいしいと言って躊躇することなく飲んでくれます。
顆粒の風邪薬を飲むときもすんなり飲んでくれるし、液体の薬は喜んでおかわりまでお願いされる程です(笑)
だいたいの子はしっかり飲んでほしい薬ほど飲むのを嫌がるんじゃないでしょうか・・・
そんな時は薬をゼリーで包んで飲み下しを容易にしてくれるものがあるので一度試してみてはいかがでしょうか。
中耳炎とは
中耳炎とは
耳は外側から、外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)と3つの区画にわかれています。中耳炎とは、まさに中耳の部分が菌などの侵入で炎症を起こしている状態です。中耳炎になると、耳を痛がったり、耳垂れ(耳から膿などが出てくること)がおきたり、機嫌が悪かったりします。
中耳炎は、生後半年から1歳、2歳ぐらいをピークとして、5歳ぐらいまでは非常に多い病気です。これは、大人に比べて抵抗力が弱いためで、5歳を過ぎると抵抗力もつき、中耳炎になる事も減ってきます。
中耳炎の種類
中耳炎には2種類あり、急性中耳炎と滲出性中耳炎とがあります。
「急性中耳炎」は、風邪や感染症が原因でなることが多く、割りと短期間で治ることも多いですが、一方耳が痛い、発熱、耳垂れなどの症状のない、
「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」は、なかなか気づきにくく、治りにくい中耳炎です。
原因 | |
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急性中耳炎 |
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滲出性中耳炎 |
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参考サイト
荻窪中尾耳鼻咽喉科医院 睡眠呼吸センター
息子は寝る直前まで元気いっぱいだったものの、夜中に突然大泣きしたので「急性中耳炎」でした。
最後に
夫も小さい頃に中耳炎になり手術したそうで、その時の痛みを今でも覚えてるらしいです。
また、保育園の先生も子どもの頃に中耳炎になり、4歳だったにもかかわらずあまりの痛さにその時の記憶がはっきりあるそうです。
中耳炎は本当に痛いものなんですね。(私はかかった記憶がありませんが)
小さい子どもだと言葉にして訴える事ができないため中耳炎だと気づかない場合があります。
中耳炎は適切な処置をしないと難聴になる可能性があるので、微熱がなかなか下がらなかったり、夜中に大泣きして起きたときはまず小児科を受診しましょう。
特別な病気ではなく生後半年から1歳、2歳ぐらいをピークとして、5歳ぐらいまでは非常に多い病気なのであまり心配する必要はないと思います。
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