第43回ラジオ日本防災キャンペーン「横浜防災フェア2019」に行ってきました!
ラジオ日本と横浜市が主催する大きなイベントです。
はしご車搭乗体験やめったに試着できない機動防除隊(海上保安庁)の防護マスクに神奈川県警のライフジャケットなど、猛暑の中汗だくになりながら子どもも親もとても楽しかったので写真をたくさん掲載してレポートしたいと思います。
先にお伝えすると、8月25日(日)のみ参加し、全てのに乗り物を体験したわけではありません。
目次
開催場所と内容
日時 | 2019年8月24日(土)~8月25日(日) 10:30~17:00 |
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場所 | 横浜赤レンガ倉庫 イベント広場 神奈川県横浜市中区新港1-1 |
ブース |
① くらしの灯台プロジェクト 灯-mawali ② 出演者物販テント ③ ラジオ日本 ④ デベロ・24時間テレビ42 ⑤ 神奈川県警察 ⑥ 日本赤十字社 神奈川支部 ⑦ 写光レンタル販売 ⑧ 国土交通省 京浜河川事務所 ⑨ ないにち株式会社 ⑩ 横浜市アマチュア無線非常通信協会本部 ⑪ 神奈川県遊技場協同組合 ⑫ 米海軍日本管区司令部消防隊 ⑬ NTT東日本 ⑭ 横浜市 ⑮ エリアプロジェクト ⑯ JAF神奈川支部 ⑰ 自衛隊神奈川地方協力本部 ⑱ 第三管区海上保安本部 ⑲ 横浜市消防局救急課 ⑳ 神奈川県道路メンテナンス会議 |
9月1日は「防災の日」
まずは、毎年9月は「防災月間」というのをご存じでしょうか。
そして、9月1日は「防災の日」とされ、1923年9月1日に10万人以上の死者・行方不明者を出した「関東大震災」に由来しています。
また、8月30日から9月5日までの一週間を「防災週間」定められています。
通年防災イベントは行われていますが、特に8月後半から9月は全国各地で防災イベントが行われ、規模が大きいイベントも多いです。
akippa (あきっぱ)で事前に駐車場予約
公共交通機関で赤レンガ倉庫まで行く場合は関係ありませんが、車で行く場合は駐車場があるのか気になりますよね。
赤レンガ倉庫周辺には横浜中華街や大きなイベントが行われるパシフィコ横浜、横浜ワールドポーターズなど遊ぶところがたくさんあります。
特にイベントがある日は場所によってはお昼には満車になることが多いです。
しかも、週末は駐車料金に上限が設けてない場合がほとんどなので「思いのほか長居してしまった」といった場合は料金がきになるのは当然です。
そこで、今回私が利用したakippa (あきっぱ)で、横浜港大さん橋駐車場と予約しました。
とてもよかったの別ページで紹介しています。
気になる方は見てください。
スタンプラリー
メインステージ右に運営本部があります。ここにあるQRコードをスマホで読み取り、スタンプラリー開始となります。スタンプラリーだけでなく、わからないことがあった場合も聞くことができます。
各ブースにQRコードが印刷されたチェックポイントがありますので、一つずつクリアしていくとスマホ画面にもクリアマーク(旗マーク)がつきます。
毎年景品は変わりますが、今年はアンパンマンの人形をはじめパズルなどがありました。
景品は先着順なのでなくなり次第終了となります。
公開収録
今年は以下の内容でした。
私たちは展示車両などがメインでしたが、この公開収録目当てでくる方もたくさんいましたよ。
8月24日(土) | 8月25日(日) |
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12:00~ 「住まいのトラブルバスター」 ゲスト:蝶野正洋 出演:バスター矢野、常世晶子 |
14:00~ 「Hello!I,Radio」 出演:かえひろみ、三遊亭楽生 |
15:30~ 「ハーモニック・グルーヴ」 出演:見田村千晴、にゃんぞぬデシ |
15:15~ 「60TRY部」 出演:土谷隼人(ななめ45°)、岡田ロビン翔子 |
はしご車搭乗体験
息子にとって初めてのはしご車搭乗体験でした。
順番がくるまで待機できるテントもあったり、数名の消防官の念入りな安全チェックもあったりで安心でした。
炎天下で並んで待つものだと思って行ったら待機できるテントが用意されていてとても助かりました。
ちなみに、息子の上下赤の服は消防官になりたいという思いからです(笑)
はしご車搭乗体験は事前の申し込みが必要です。
防災フェア数日前からSNSなどで申込みのアナウンスがりますので期限内に申込みをしましょう。
指定されたメールアドレスにメールを送って申込み完了となりますが、申込みに必要な情報は以下の通りでした。
② 住所
③ 電話番号
④ はしご車搭乗のお子様の氏名と年齢(1名もしくは2名)
⑤ 搭乗希望日及び希望回
横浜防災フェアのはしご車搭乗体験は子ども向けのため大人のみで申込みはできませんが、板橋区が主催する「板橋防災フェア」では大人のみでも体験してた方がいました。
大人とはいえはしご車にはなかなか乗れないので乗ってみたいですよね!
詳しくは関連記事で紹介しています。
おなじみの救急車
イベントに来ている救急車を見るといつも思いますが、正直お世話になりたくないですね。
でも、いざというときにすぐ来てくれる、とても頼りになるのが救急車なので陰ながら隊員さんを応援したいと思います。
水のみで点灯する「灯-mawali」配布
株式会社ペガソス・エレクトラが提供するマグネシウムライト「灯-mawali」の無料配布を行っていました。
水だけで点灯する
半永久的な保存が可能
72時間点灯
コンパクト&軽量
有害物質は不要
明るく照らす
このマグネシウムライトは泥水や唾液でも光るそうなので何個か家に常備しておくと安心ですね。
広域緊急援助隊・国際緊急援援助隊の制服とライフジャケット
神奈川県警のブースでは制服やライフジャケットを試着させてもらい、最後に神奈川県警の高性能救助車やレスキュー車の紙模型をもらいました。
機動防除隊(海上保安庁)の防護マスク試着
こんな本格的な試着をさせてくれるのも横浜防災フェアならではですね。
水槽を海に見立てて家庭用油をたらし、特殊な綿?を使って油を吸着させるデモンストレーションを見せてくれました。
スローガンは「未来に残そう青い海」
笑顔で対応してくれた海上保安官の方も「海を汚さないでね」と言ってたのが印象的でした。
海上保安庁の機動防除隊とは
海上に流出した油、有害液体物質、危険物等による海上災害が発生した場合、防除措置並びにこれらの措置に関する指導、助言及び調整等を行う専門家集団として、平成7年4月第三管区海上保安本部内に発足しました。
海上保安庁の機動防除隊について詳しくはこちら
国土交通省対策本部車は冷房きいてて涼しい
冷房がきいていてとても涼しい車内でした。
中には資料などが展示してあります。
対策本部車は、地震や洪水・土砂くずれなどの災害のときに被災地へ出動する移動会議室なんだ。そのために、車が拡張して広いスペースの確保ができて、ニュースをみたりするためのテレビやラジオ、災害の現場に長くいても大丈夫なように、宿泊設備、トイレや台所もついているんだよ。
国土交通省の照明車
照明電源車?
電源照明車?
照明車?
「呼び方を統一してくれると子どもにも教えやすいなぁ」と思いつつ、私は「電源照明車」と呼んでます。
みなさんは何と呼んでいますか?
長引く火災や災害の時に本領発揮する照明車。
この車がいないと夜間の作業はできません。
ですが、照明車の周りには全く人がいませんでした。
人気がないようでしたが、私は好きですよ!
アメリカ海軍の消防車
アメリカっぽいと言ったらいいんでしょうか。
日本の消防車を見慣れてるのでとても新鮮でした。
それにしても大きい!
横浜市消防団
横浜市消防団のブースでは消防車両や簡単なアンケートに答えてガチャができました。
アンケートも簡単なもので
・横浜市に住んでますか
・消防団をしってますか
などです。
ガチャの中には消防車の形の消しゴムでした。
手の中にすっぽり収まる大きさなので、小さくてかわいいです。
ちなみに救急車バージョンもありますよ!
JAF車両展示と制服試着
各ブースでは工夫を凝らした展示や景品を用意していますが、JAFのブースではJAF会員限定抽選会をやっていて、JAF会員証提示で抽選会に参加でき特賞は「JAFカラーのトミカ」でした。
それを見た息子も欲しがってしまい駄々をこね始めましたが、たまたまおじいちゃんがFAFの会員だったので「家に帰っておじいちゃんに買ってもらおっか」と説得。
「171」災害用伝言ダイヤル
119や110と同じくらい、災害用伝言ダイヤルの番号は「171」ととっさに答えられるようにしておきたいものですよね。
被災者だけが171を覚えていても意味がないので、日頃から家族や親戚にもいざというときに使えるように話しておくといいかもしれません。
「あ い た い よ」で覚えておくといいと思います。
あ なたの名前は?
い まいる場所は?
た ”れと一緒か?
い たいところはあるか?
よ こく(次の連絡はいつか?)
横浜市消防局ヘリコプター水難救助訓練デモンストレーション
8/25(日)のみ行われた横浜市消防局ヘリコプターによる水難救助訓練デモンストレーションですが、訓練とはいえ実際の現場さながらの緊迫した状況が目の前にあり、非常に見ごたえがありました。
常日頃から厳しい訓練をしているのが容易に想像できます。
本番が行われる40分程前の様子です。消防艇や隊員を乗せた船が海上で待機していました。
普段見る事がない消防艇やヘリからの救助を一目見ようと開始前からたくさんの人が集まってます。
「〇時〇分に到着予定」や「放水開始まであと〇秒」など無線で交信しています。
ヘリがくる数分前に要救助者が海に置き去りにされる様子。ウェットスーツを着て浮いていられるのはわかりますが、普通なら置き去りにされたら恐怖でしかないですよね。
ライトをつけたヘリがはるかかなたから登場します。
自分の命をワイヤーに託す勇気はすごいと思います。海上にいた要救助者はすでに救助され、消防艇の甲板(デッキ)で待機しています。
甲板に下りた隊員が要救助者を吊り上げるまでの速さにはビックリしました。
ちなみにこの動画はデジカメ「SX710HS」で撮りました!
要救助者をヘリに収容する様子が鮮明に撮れていてビックリです。
今のデジカメはこんなにキレイに撮れるんですね!
消防艇による放水訓練
8/25(日)のみ行われた消防艇による放水訓練です。
今回使用された「よこはま」は、横浜市が所有する消防艇の中で最も大きく、非常災害時広域応援などの際に、横浜港以外の沿海区域を航行できるようにレーダー等の航海設備や、夜間や悪天候でも安全な航行ができるよう赤外線カメラなどを装備しているそうです。
コンビナート火災や大規模な市街地火災に対応するため、毎分5万リットルを放水できる大型消防ポンプと放水砲を装備していますが、全ての放水砲から放水される様子は圧巻です。
北朝鮮工作船の展示が衝撃的すぎ
赤レンガ倉庫のすぐ隣には、北朝鮮工作船が展示してある「海上保安資料館横浜館」があります。
何度か赤レンガ倉庫に行ったことはありますがこの資料館に入るのは初めてでした。
入った瞬間さびれた大きな船が展示してあるんですが、衝撃的すぎて言葉がでませんでした。
詳しくは下の関連記事に書いてあります。
平和ボケしている場合ではありません。
現実がここにあります。
無線傍受ができると便利
私たちが見学している近くに無線を傍受している方がいました。
「〇時〇分に到着予定」
「放水開始まであと〇秒」
など、聞こえてくるので聞いてましたがとても楽しかったです。
一番うれしかったのは、消防艇による放水訓練の時の放水の瞬間がわかったことです。
無線から
「放水まであと5・4・3・2・1」
シャーーーーーーー!
カウントダウンが聞こえ、目の前にある消防艇から「シャー」と放水開始!
ある意味感動しました(笑)
以前に成田空港の着陸風景がみれる「空の駅さくら館 」に行ったとき、航空機マニアのお兄さんが話しかけてきていろいろと教えてくれました。
「これから来るのがJALの〇〇で〇〇から帰ってきたやつ」
「あと〇秒でくるよ」
「えっ?なんでわかるの?」
全くわからない私にとってなぜこの飛行機の詳細がわかるのか不思議で仕方ありませんでしたが、実はお兄さんはコックピットと管制塔の航空無線を聞いていたんですね。
航空無線や消防無線は聞く分には一般市民もできるんだと初めて知り、興味がわきました。
私は全く知識がありませんが、無線の傍受は違法ではないそうです。
傍受は、基本的には法律で認められており、違法性はありません。 無線通信で当事者のいずれの同意もとらずに無線通信を受信するだけの行為は、盗聴器をしかけるなどした「盗聴」とは法的的に別のものだと考えられています。 現在の日本の電波法においては、無線通信で傍受をしただけでは、違法にはあたりません。
ですが、
- 免許がないと電波法第4条違反(の疑い)で処罰される
- 不法無線局の開設まはた運用は厳しく罰せられる
などありますので、正しい知識を持って楽しんでください。
もちろん自己責任でお願いします。
最後に
防災イベントは全国各地で行われますが、海がある県では普段見れないものに会えるのも魅力です。
防災イベントは「参加しすぎ」はありませんので、近くでイベントがある場合は積極的に参加して、子どもも大人も楽しく防災知識を身につけましょう。
ちなみに、この日は気温30度を超える日でした。
夏のイベントでは熱中症対策が必須なのはおわかりかと思います。
防災フェアなので何かあったときでも周りには人命救助のプロフェッショナルばかりなので安心ですが、なるべくお世話にならないようにしたいものですね。
以上、とても楽しい横浜防災フェアでした♪
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